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2024-05-28ブログ

「音」が土壌の微生物を元氣にする!土壌再生の最新研究について

Harmoniaではクリスタルボウルの音色を通して、からだとこころの緊張を緩め脳の疲れをリセットし、意識の変化、人生における氣付き、成長を模索するお手伝いをしています。

今回は、音を利用した土壌の活性化の研究について紹介します。

 

リジェネラティブ農業と土壌

「リジェネラティブ農業」という言葉をご存知でしょうか?

 

リジェネラティブ農業は「環境再生型農業」とも呼ばれ、持続可能性が叫ばれる中で注目されている考え方の一つです。

具体的には、土壌を修復・改善しながら行う農業で、土壌を大切にすることで、気候変動対策としても機能すると言われています。

 

そんな中、音が土壌の健康に大きく貢献する可能性があることがわかりました。
(今回は、webマガジン「IDEAS FOR GOOD」に掲載された記事「「音」が微生物を元気にする?土壌再生の最新研究」で参照された、最新研究を紹介します。)

参考:IDEAS FOR GOODの記事はこちら⇒https://ideasforgood.jp/2024/03/18/squiggly-white-lines-2/

 

 

音響刺激で土壌の微生物を活性化

フリンダース大学の微生物生態学者ジェイク・ロビンソン博士らは、人間が音楽を聞くことでエネルギーを得るのと同様に、土壌中の微生物も音に反応することを発見しました。

 

同氏らの実験では、ティーバッグに堆肥を入れたものを防音ボックスに入れ、80dB程度の高温の単調音波にさらしたものと、わずか30dB未満の周囲音レベルの刺激にさらしものをそれぞれ1日8時間、14日間流し、音響刺激が微生物とその有機物の分解能力に影響を与えるかを実験しました。

その結果、前者では約0.5グラムの増加がみられたのに対し、後者は有機物量にほとんど変化がなかったそうです。

 

つまり、音は土壌の再生にも影響を与えるということがわかります。

もちろん、70~90db(70dbは騒がしい街頭の音、90dbは犬の鳴き声や騒がしい工場の中のかなり大きな音)は大きな音であり、難聴、ストレス、高血圧などの悪影響を与えるといった問題点があり音の伝え方には工夫が必要です。

 

しかし、土の中に音響装置を設置すれば、地上に漏れ出る音は最小限で済む可能性もあります。

音を活用した土壌生態系回復の試みは現時点では研究段階ではありますが、実用化が進めば土壌劣化や地球温暖化などの解決だけでなく、化学肥料の9割を輸入に依存し食料自給率の低い日本でも、音を活用することで輸入に頼らずにリジェネラティブな農業へ移行していく助けになる可能性があります。

 

まだまだ様々な研究が必要になりますが、「音響修復」による土壌の再生の研究はとても興味深いものでした。