2023-06-01日々のカラダの整え方 ブログ
玄米のススメ。白米は粕(カス)なのか?
「米」に「白」と書くと「粕(かす)」という字になります。
「米」に健康の「康」と書いて「糠(ぬか)」という字になります。
玄米から「糠」と「胚芽」栄養分を取り去ったものが白米で、「粕」なのです。
文字通り、白米は「カス」なのか、白米と玄米の栄養について見てみましょう。
下の表でわかるように、「玄米」には白米より栄養素分が多く含まれています。
栄養素 | 白米 | 玄米 |
たんぱく質 | 2.5g | 2.8g |
脂質 | 0.3g | 1g |
炭水化物 | 37.1g | 35.6g |
食物繊維 | 0.3g | 1.4g |
カルシウム | 3mg | 7mg |
カリウム | 29mg | 95mg |
マグネシウム | 7mg | 49mg |
鉄 | 0.1g | 0.6g |
ビタミンB1 | 0.02mg | 0.16mg |
ナイアシン | 0.2mg | 2.9mg |
ビタミンB6 | 0.02mg | 0.21mg |
ビタミンE | 0 | 0.5mg |
葉酸 | 3μg(マイクログラム) | 10μg |
リン | 34mg | 130g |
玄米を精白された白米は、ビタミン・ミネラルのほとんどが失われていることがわかります。
なぜ、精白をするかというとご飯がおいしくなるからです。
玄米、三分つき米、五分つき米、七分つき米、胚芽米、白米の順に精白度合いが大きくなります。
しかし、精白が進むにつれてビタミンやミネラル、食物繊維などのカラダに良い成分が失わてしまいます。
文字通り、白米は粕(カス)ということになります。漢字というのは良くできていますね。
玄米の栄養からみた効果について解説していきます。
抗酸化作用
玄米には抗酸化物質であるフェノールとフラボノイドが含まれています。
これらの物質は、フリーラジカルによる細胞の損傷を防ぎ、体内の炎症を防いで、生活習慣病やがんを防いだり、老化を遅らせたりする効果があると言われています。
ダイエット効果
玄米には豊富な食物繊維が含まれているため、ダイエットに有効であると言われています。
心疾患リスク低減効果
玄米には心疾患のリスクを低減させるリグナンという物質が含まれています。
また、玄米に豊富に含まれるマグネシウムも血管を拡張させる効果を持っており、心血管疾患系の健康に重要な成分と言われています。
玄米には白米にはない栄養素が多く含まれています。
白米ばかりを食べていると、生活習慣病のリスクも高まりますので、普段の生活に玄米を取り入れてみてくださいね。
玄米が苦手な方は、七分つきで食べるか、もしくは白米に雑穀を混ぜて食べるのがお勧めです。