2024-08-22日々のカラダの整え方 ブログ
海苔は栄養満点のスーパーフード!日本人には健康に欠かせないその理由。
Harmoniaでは、クリスタルボウルと足湯等を用いて心身のデトックスを行い、健康と氣付きをサポートしています。
黒くて薄く、一見すると特に栄養などなさそうに見えますが、海苔は「海の野菜」と称される程さまざまな栄養を含んでいます。
今回は日本のスーパーフードである海苔についてご紹介します。
海苔の栄養
海苔は大変栄養豊富な食べ物で「海の野菜」と呼ばれることもあります。
野菜が土から栄養を取って育つのと同じように、海苔は海水の中でさまざまな栄養を吸収して育ちます。 そのため、海の恵みをギュッと凝縮したように栄養豊富な食べ物になるのです。
まずは、海苔に含まれる栄養を見てみましょう。
焼き海苔100gに含まれる栄養
海苔には豊富な栄養が含まれていることがわかりますね。
大きさによりますが、海苔は1枚あたり約3gです。仮に海苔を100g食べるとなると、約30枚食べることになりますのであまり現実的とは言えないというご意見があるかもしれません。
しかし、海苔1枚でも葉酸・ビタミンB12・ヨウ素などの栄養素は十分に含まれています。
では、それぞれの栄養素について解説していきます。
たんぱく質
海苔の約4割を占めているのがたんぱく質です。
たんぱく質は、身体の筋肉や皮膚を構成したり、代謝や免疫力を高めたりなどカラダにとってはとても重要な栄養素の一つです。
海苔に含まれているたんぱく質は、体内で合成できない9つの必須アミノ酸がバランスよく含まれているため、良質なたんぱく質です。
カロリーも高くない海苔は、高たんぱく低カロリーの食べ物ですね。
食物繊維
たんぱく質についで多く、成分の36%を占めているのが、食物繊維です。
食物繊維は、便通の改善や血糖値の上昇を緩やかにする働きがあります。
海苔の持つ食物繊維は腸内環境を整え、発がん物質の排出効果や大腸がんの予防効果が期待できると言われています。
葉酸
葉酸は水溶性ビタミンの一種であり、妊娠中の胎児の発育に欠かせない重要な栄養素です。
厚生労働省による「日本人の食事摂取基準」では、妊娠を計画している女性や、妊娠・授乳中の女性は積極的に葉酸を摂るようにと定められています。
また、葉酸はビタミンB12と共に造血ビタミンと呼ばれることもあり、赤血球の正常な製造のサポートする働きを持ち、貧血の予防にも役に立つ栄養素です。
海苔にはこの葉酸が豊富に含まれており、海苔1枚で成人が一日に必要な量の約4分の1を摂取出来ると言われています。
ビタミンB12
ビタミンB12はDNAの生成を助ける栄養素の一つで、葉酸と共に貧血を防ぐ役割があります。
なお、ビタミンB12は、基本的に動物性食品(肉や魚介類など)に含まれていますが、植物性食品の中でも海苔には多く含まれているのが特徴です。
海苔1枚で、成人が一日に必要な量の3/4を摂取できます。
ビタミンC
ビタミンCは、美白効果以外に、コラーゲンを合成したり、非ヘム鉄(野菜などに含まれることが多い鉄分)の吸収をサポートするなど重要なビタミンの一つです。
しかし、ビタミンCの多くは水に溶けやすく熱に弱い性質を持っています。
ところが、海苔に含まれるビタミンCには熱に強いため加熱しても余すことなく栄養を享受できると言われています。
意外なことに、100g中のビタミンCの含有量はレモン、いちごを抑えて海苔のほうが多いと言われています。
ヨウ素
ヨウ素は甲状腺ホルモンの生成に必要なミネラルの一種です。
甲状腺ホルモンは、新陳代謝を促す働きがあり、生殖やカラダの成長に欠かせないホルモンの一つです。
海苔1枚で一日に必要な量の2/3を摂取できます。海苔の他に、昆布やわかめにも多く含まれます。
タウリン
タウリンは、悪玉コレステロールを減らしたり、高血圧に関連した動脈硬化、血管障害、脳血栓などの脳疾患、心筋梗塞、心不全に効果があると言われています。
また、二日酔い、慢性肝炎、白内障、糖尿病にも効果があるそうです。
タウリンは牡蠣やたこ、ほたてなどに多く含まれるイメージがありますが、海苔にも豊富に含まれています。
イコサペンタエン酸(EPA)
イサコペンタエン酸は人間が身体の中で合成できない脂肪酸、必須脂肪酸の一種です。
体内の血流をスムーズにしたり、悪玉コレステロールの抑制、コレステロール値の低下、中性脂肪の減少、がん予防などさまざまな効果が期待できます。
海苔1枚でどのくらいの栄養が摂れるのか?と疑問に思う方もいるかと思います。
ビタミンB2はイワシ1尾と同等、鉄はほうれん草と1株と同じくらいの栄養が海苔1枚に含まれています。
こうしてみると、海苔は非常に高い栄養を持っているのがわかります。
海苔は1日何枚食べるのがいいのか?
昔から「海苔を1日2枚食べれば、医者はいらない」などと言われることもあります。
そのため、海苔の1日の摂取量は2枚が適量と考えられています。
海苔の食べ過ぎは危険?
甲状腺機能低下の恐れがあるため、海苔に含まれるヨウ素の過剰摂取を危険視する声もあります。
厚生労働省が発表している日本人の食事摂取基準によると、ヨウ素の上限摂取量は3.0㎎とされています。
これを海苔の栄養に当てはめると、1日に47枚以上を食べると過剰摂取になる計算になります。47枚を食べることはないので、大丈夫だと思います。
適量であれば、海苔は健康を害するところか豊富な栄養の恩恵を受けられる高機能食品と思います。
まとめ
海苔の栄養について紹介してきました。
栄養不足な人や野菜嫌いでバランスよく栄養を摂れない人におすすめな海苔。
海苔を食べることで、豊富な栄養を余すことなく享受することができるので、是非、栄養豊富な日本のスーパーフードである海苔を食べてみてくださいね!