2024-07-30日々のカラダの整え方
夏が旬のナス科の野菜。リウマチや皮膚疾患がある人は危険?
夏の野菜と言えば、ナス、トマト、ピーマン、ゴーヤですね!
夏の時期は、食べない日はないと思います。
旬の物、土地の物はカラダに良いということで、みなさんも夏にはナス、トマト、ピーマン、パプリカをモリモリと食べているかと思います。
しかし、ナス、トマト、ピーマン等のナス科の野菜は皮膚疾患がある方やリウマチの方は症状が悪化してしまう可能性があることをご存知ですか?
ナス科の種類
ナス科の野菜で、115属2678種もあります。
ナス科の野菜は115属2678種と多くありますが、ナスをはじめピーマンやトマトなど食べられる野菜の数が少ないです。
ナス科の野菜は、毒性が強く食用に出来るものがほとんどないのが特徴です。
食べられるナス科の野菜
ナス属 |
ナス トマト ジャガイモ |
トウガラシ属 |
トウガラシ ピーマン |
タバコ属 | タバコ |
ナス科の野菜に含まれる有害物質:ステロイドアルカロイド
ナス科の野菜を食べた時に、口の周りに違和感を感じたことがある方もいるかと思います。
ナス科の野菜には、グリコアルカロイドと総称されるステロイドアルカロイド配糖体という有毒物質が入っており、食べ過ぎによってアレルギーが出てしまうことがいると言われています。
ナス・・・α-ソラマルギン、α-ソラニン
トマト・・・α-トマチン、デヒドロトマチン
ジャガイモ・・・α-チャコニン、α-ソラニン
トウガラシ・・・カプサイシン
ナス科の野菜に含まれる有害物質:ヒスタミン
ヒスタミンは、サバやイワシ、マグロなどの魚に多く含まれていますが、ナス・トマト・ジャガイモ等のナス科の野菜にも含まれています。
ヒスタミンは粘膜に触れたり、体内に入ることでアレルギー症状を引き起こすと言われています。
症状は約1時間以内に起こり、発疹、皮膚の赤身や痒み、頭痛、嘔吐、下痢など様々です。
ヒスタミンは熱に強いため、煮る・焼く等の加熱調理をしても減ることがないので注意が必要です。
また、ナス科の野菜によるアレルギーは、触れた手にも起こると言われています。
ナス、トマト、ピーマンを素手で大量に調理する場合はアレルギー性の皮膚炎が起こる可能性があるので、注意が必要です。
もし、ナス科の野菜を調理していて、ピリッとした刺激を感じたり、痒みを感じたら、アレルギーが起きている可能性があるので、病院などに相談してみてくださいね。
ナス科の野菜を除去の実験①
フロリダ大学のノーマン・F・チルダー博士自信が深刻な関節の痛みやこわばりを含む歩行困難に陥ったため、食事との関係を調べたそうです。
チルダー博士はトマトを食べた数時間後に関節炎の症状が起きることに氣付き、一つ一つナス科の野菜を排除していったそうです。
その結果、痛みが消えていったそうです。
そこで、チルダー博士は同じ方法で関節炎から救われた人の証言を集め、それが何千という数になったことでそれを公表し、約10%の人の関節炎にはナス科の野菜によって関節炎が関係している人は約10%いると主張しました。
ナス科の野菜を除去の実験②
アメリカのPubMedに記載されているアトピー性皮膚炎患者さんの食事療法の実験によると、
ジャンクフード(68%)
乳製品(49.7%)
グルテン(49%)
ナス科(51.4%)を除去すると皮膚の改善に最も良かったと報告されたそうです。
まとめ
ナス科の野菜は、人によっては関節炎やアトピー等の皮膚炎を引き起こす原因になりえることがお分かりいただけたかと思います。
砂糖や乳製品、グルテンフリーを実施しているのに、中々、アトピーの皮膚症状が改善されない、リウマチや関節炎などの関節の痛みが改善されない場合は、試しにナス科の野菜を3週間、除去してみてください。
野菜に限らず、トマトジュース、トマトケチャップ、トマトソース、その他のレトルト食品の常食も避けてみてくださいね。
この記事を通して、アトピーの皮膚症状や関節の痛みが少しでも楽になることを願っています。