日々のカラダの整え方

2020-05-22日々のカラダの整え方

免疫力を上げる栄養素 日頃の食事で免疫力に差が生じてしまう

免疫力の大切さ

新型コロナウィルス等未知のウィルスから自分の身を守るには、自分の内側から免疫を高めて、ウィルスから防衛することも大切です。

わたし達の周りには目に見えていないだけで、非常に多くのウィルスがうじゃうじゃ存在しています💦


しかし、わたし達の身体にはそんなウィルスが体に入って来たときにやっつけてくれる免疫細胞があります。

ウィルスと戦ってくれる免疫細胞

●マクロファージ

ウィルス、癌細胞、体内の不要な老廃物を食べる働きがあります。
しかしウィルスなどの数が多すぎて手に負えなくなってきたら、次の免疫細胞T細胞に連絡します。
掃除人と免疫の総司令官的な役割をするのがマクロファージです。

 

●ナチュラルキラー細胞
単独で行動するナチュラルキラー細胞は、敵に遭遇すると、ウィルスや癌細胞を攻撃します。
名前のとおり、生まれついての殺し屋ですね。

 

●T細胞
マクロファージから受け取ったウイルスの情報を他の免疫細胞に伝達し、出動の依頼をします。

 

●B細胞

T細胞から指示を受けて出動するのがB細胞です。B細胞は、まず、ウィルスを撃退するための抗体を作ります。そして、作った抗体でウィルスを攻撃します。

 

 

ウィルス感染から身を守るためには、「免疫力を高めること」が重要です。

免疫力を高めていくには、

免疫にかかわる栄養素を摂取すること

免疫を司る腸内の状態を整えること

が重要です。

今回は免疫にかかわる栄養素について説明します。

免疫にかかわる栄養素は、たんぱく質、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD,ビタミンE、亜鉛等があります。

 

免疫にかかわる栄養素その1:たんぱく質

ウィルスや細菌などの外敵から身を守る免疫細胞や抗体の材料となります。
そのため、たんぱく質は免疫力を高めるためにも必須の栄養素です。

 

ただし、たんぱく質は消化に負担がかかります。そのため、消化しやすいように良く噛んで食べることが大切です。

含まれる食品は、
肉類、魚類、卵、豆腐・納豆などの大豆製品、牛乳・ヨーグルトなどの乳製品です。

 

免疫にかかわる栄養素その2:ビタミンA(βカロチン)

体の全身を覆っている皮膚や粘膜は、バリアのようなもの。
ウィルスなどが真っ先に入ってくるのが、鼻や口です。

 

鼻や喉などの粘膜を維持するのに必要なのがビタミンAです。それにより、ウィルスの侵入を防ぐ効果があります。
また、免疫細胞が活発に働くのを助けます。

含まれる食品は、
レバー、うなぎ、ほうれん草、卵などです。

 

免疫にかかわる栄養素その3:ビタミンC

免疫細胞の一種であるマクロファージを活性化させます。
マクロファージは古くなって死んだ細胞や病原感染した細胞を食べてくれます。

自然免疫を高めたり、ウィルスなどの病原体と戦うのに、ビタミンCは重要な栄養素となります。

 

含まれる食品は、
ピーマン、ブロッコリー、カリフラワーキウイ、イチゴなどです。

 

免疫にかかわる栄養素その4:ビタミンD

体内のウイルスや病原菌を殺してくれる「カテリジン」を増やす作用があると言われています。また、免疫バランスを整えてくれるということで、現在、非常に注目されている栄養素なんです。

含まれる食品
カツオ、シラス、いわし、サケ、しいたけ、きくらげなどです。

 

免疫にかかわる栄養素その5:ビタミンE

抗体グロブリンを生産するB細胞の活性化を促す働きがあります。
また、その強い抗酸化作用で活性酸素による細胞の破壊を防ぎ、感染症から体を守ってくれるといった働きもあります。

含まれる食品
ウナギ、アーモンド、かぼちゃ、あぼかど、ほうれん草、タイガーナッツなどです。

 

免疫にかかわる栄養素その6:亜鉛

免疫細胞のたんぱく質を活性化させ、細菌やウィルス感染を予防します。
リンパ球の分化、増殖を活性化してくれます。

含まれる食品は、
牡蠣、牛肉、卵黄、ごま、チーズなどです。

 

免疫力を上げる栄養素であるたんぱく質、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD,ビタミンE、亜鉛をバランスよく、摂って、ウィルスに負けない丈夫なからだを作りましょう!

youtubeでも可愛い免疫細胞のイラストと簡単なアニメーションを交えて、免疫力を上げる栄養素についてわかりやすく解説しています。
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