2024-08-03日々のカラダの整え方 ブログ
人工甘味料の害。発がん性など健康を損なう可能性も・・・。
疲れた時に甘いものを食べたくなりますよね。
でも、甘いお菓子やジュースは太ってしまうかも・・・。だったら、カロリーを抑えている人工甘味料のお菓子なら太らないし健康的と思っていませんか?
しかし、実際のところは、様々な副作用や危険性が取り沙汰され、健康的なものどころか非常に危険な物質だとも言われています。
そこで今回の記事では、
・市場に流通する代表的な人工甘味料の種類
・人工甘味料が使用される物の例
・人工甘味料が引き起こす病氣の例
を中心に、人工甘味料の危険性について分かりやすくお伝えしたいと思います。
人工甘味料とは?
出典:Kanro/人工甘味料の種類と特徴!栄養士が考えた上手な使い方
人工甘味料とは天然には存在しない人工的に作られた甘味料の総称で、糖アルコールと合成甘味料の2種類があります。
糖アルコールとは、果物や野菜、発酵食品など自然界に含まれるものから甘味成分を人工的に抽出したものを指します。
また食品から作られているので、天然甘味料として分類される場合もあります。
しかし、消化管で吸収されにくい性質があり、大量摂取すると便がゆるくなることもあります。
一方、合成甘味料は化学合成によって製造され、砂糖の数百倍から数千倍の甘さを感じるのが特徴です。
現在日本で使用許可が出ているのは次の6種類あります。
少量で充分な甘さを感じられるので、糖質の過剰摂取を防ぎ、砂糖と比べ人工甘味料は通常の10分の1程度のカロリーに抑えられると言われています。
例えば、通常のコーラが160.65kcalだとすると、ゼロカロリーのコーラは17.5kcal程度に抑えられるようです。
それぞれの人工甘味料の特徴を解説していきます。
アスパルテーム
最も有名な人工甘味料が、このアスパルテームです。
砂糖の100~200倍の甘みを持つ、アミノ酸由来の人工甘味料です。
1965年にアメリカのサール薬品が化学的に合成したものです。
アスパルテームは、後述するアセスルファムカリウム、スクラロースと並び『人工甘味料御三家』とも呼ばれます。 3種類のうち2つ以上がセットで含まれることが多く、多くの砂糖ゼロや糖質ゼロの製品に含まれています。
日本では知られていませんが、アメリカで多くの人々がアスパルテームによる健康被害の訴訟を起こしています。
また、反論する論文もありますが、白血病やリンパ腫などの造血組織のがんの発生に関係している可能性があるという論文が複数出ています。
なお、世界保健機関(WHO)の傘下機関である国際がん研究機関は、2023年7月に健康への影響評価で発ガン性についてグループ2B(発がん性の可能性がある)にアスパルテームを分類しています。
サッカリン
サッカリンは、正式名は『サッカリンナトリウム』と言い、砂糖の200倍~700倍の甘みを持つ人工甘味料です。
1878年にアメリカのジョンズ・ホプキンス大学で、発がん性物質として名高いコールタールの研究中に偶然発見されました。
第一次世界大戦の影響で砂糖が不足したことから、その代替品として急速に普及し、1960~1970年代にはダイエットコーラなどのダイエット飲料に広く使われました。
発がん性の疑いで一度は使用禁止となった人工甘味料ですが、未だに歯磨き粉、ガムや漬物、一部の水産練り製品の原料として多く使用されています。
スクラロース
スクラロースは、砂糖の600倍という強烈な甘みを持つ人工甘味料です。
その歴史は古く、1976年にイギリスで砂糖を元に開発された、農薬の研究中偶然生まれた等の、複数の説があります。
1991年にカナダで食品への使用がはじめて認可され、日本では1999年に認可が下りています。
原料は砂糖ですが、生成の過程で一部が塩素に置換られるため、加熱すると有害物質が生成される可能性があると言われています。
また、ラット実験では腸内細菌(善玉菌)を殺してしまう作用があることが確認されています。
アセスルファムカリウム
アセスルファムカリウムも人工甘味料御三家に数えられる、最も有名な人工甘味料のひとつです。
ドイツ人化学者カール・クラウスにより1967年に偶然発見された人工甘味料で、日本では2000年4月に食品添加物として認可されて以来急速に広まり、2008年には医薬品添加物に指定されている程、私たちの周囲に数多く存在しています。
その甘みは砂糖の200倍とされ、苦味を緩和したり、風味を良くしたり等の作用もあり、様々な製品に使われています。
生成の過程で、発がん物質の塩化メチレン(ジクロメタン)を溶媒として使用しているため、混入の危険性が指摘されています。
なお、動物実験では、甲状腺障害と脳機能障害を引き起こす可能性があることも明らかになっています。
ネオテーム
ネオテームは砂糖の7,000~13,000倍という非常に高い甘みを持ち、2008年時点で日本で認可されている食品添加物の甘味料の中では、最も甘味度が高い人工甘味料です。
ネオテームを開発したのは、遺伝子組み換え作物や猛毒の除草剤『ラウンドアップ』の製造元として有名なモンサント社です。
2002年にアメリカで認可され、日本では2007年に食品添加物として使用が認められています。
ネオテームはアスパルテームを元に、『3-ジメチルブチルアルデヒド』という物質を添加して作られた人工甘味料ですが、 この3-ジメチルブチルアルデヒドは非常に危険な物質です。
引火性・刺激性が高く、特定悪臭物質のひとつにも指定されている物質で、皮膚刺激性、強い目の刺激性、呼吸器への刺激性があり、強い熱を加えると有毒ガスを発生させる恐れもあります。
アドバンテーム
アドバンテームは味の素が開発した新しい甘味料で、砂糖の約14,000倍~48,000倍という想像できないほどの甘さを持っています。
同社が国内で独占的に開発しているアスパルテームを元に開発された新しい人工甘味料で、欧州委員会とFDA(米国食品医薬品局)から認可を受け、アメリカで先行して食品添加物として登録され、日本では2014年に厚生労働省の食品添加物認可を取得しました。
人工甘味料の引き起こす病氣や副作用
人工甘味料が引き起こす代表的な病氣やカラダの不調をご紹介します。
以下のような慢性的な症状から命に関わる重大な病氣まで、実に様々な病氣を引き起こすことが判明、または関連性が指摘されています。
糖尿病
ガン
頭痛
メタボリックシンドローム
血液系の病氣(心臓病、脳梗塞など)
代謝障害
甲状腺障害
アルツハイマー
パーキンソン病
内臓障害(胃や肝臓、副腎、腎臓などの肥大・石灰沈着)
奇形児の出生率増 骨格異常
目の疾患(眼病、視力低下、失明)
耳鳴り
神経疾患(頭痛、めまい)
アトピーやじんましんなどの皮膚病
各種アレルギー症状(喘息、鼻炎など)
消化器系の異常(下痢、腹痛、血便など)
ADHD
生理不順
急激な体重増加または体重減少
ライム病
バセドウ病
ALS
てんかん
白血病
リンパ腫
多発性骨髄腫
人工甘味料が病氣を招く理由
では、人工甘味料はなぜこれほど多くの病氣を招いてしまうのでしょうか?
いくつか理由はありますが、その中でも最たる理由は、血糖値を急激に上げ代謝機能に甚大な影響を与えるからです。
この結果起こる代表的な病氣が糖尿病であり、血糖値スパイクを引き起こすことで、アルツハイマーやADHD、神経疾患や頭痛、偏頭痛といった病氣を発生させます。
また、人工甘味料が血液をドロドロにした結果、血管を詰まらせることで起こる代表的な病氣が心臓病や脳梗塞などの血液系の病氣です。
危険な人工甘味料が使われている食品
人工甘味料が使われている代表的な物をご紹介します。
“糖類ゼロ”や”糖質オフ”と謳った菓子類・お酒・清涼飲料水 全般
ガム
トクホ製品(お茶、清涼飲料水、菓子類など)
歯磨き粉
うがい薬
アルコール飲料
ゼロカロリーの飲み物 全般
咳止めシロップ
ドレッシング
シリアル
ヨーグルト、プリンなどのデザート類
アイスクリーム
禁煙用ガム
加工肉
まとめ
多くのお菓子や飲料水には、人工甘味料が使用されています。
人工甘味料は、少量の使用で充分な甘さを感じ、カロリーも少ないですが、肥満・生活習慣病・発がん性といった健康面でのリスクが大きく、使用を問題視されている食品添加物の1つです。
人工甘味料を取りたくない方は、成分表示をきちんと確認し、人工甘味料を避けることができます。
仮に使用する場合でも、日常使いを避け、多量摂取は避けた方が良いと思います。
この記事を通して、CM等でカロリー0だからダイエット効果がある、ヘルシーという風に放送されても、自分の健康に良いものはどれか?という正しい選択ができるようになってもらえると嬉しいです。