日々のカラダの整え方 ブログ

2024-08-06日々のカラダの整え方 ブログ

ほとんどの日本人が知らない。水道水のカラダへの悪影響の可能性と危険性について

 

海外と異なり、日本の水道水はそのまま飲むことができます。

 

しかし、その水道水は安全なのでしょうか?

 

「金魚を飼う時は、水道水を日なたに数日置いてから使いましょう」と習ったことはありませんか?

実は、蛇口から出る水道水の水の中では生きられる魚は存在しないのです。

 

はたして魚が生きられない水道水を人間が飲み続けても大丈夫なのでしょうか?

 

今回の記事では、日本の水道事情と危険性についてご紹介したいと思います。

 

塩素

安全に水道水を飲めるように必ず塩素によって病原菌や微生物の消毒を行っています。

 

これは、厚生労働省令の水道法第22条の措置として、水道水に遊離残留塩素0.1mg/L以上の保持が義務付けられ、水質管理目標として上限1mg/Lに抑える様定められています。

 

しかし、浄水場で多くの塩素を投入することで、トリハロメタンが発生してしまいます。

 

トリハロメタンとは発がん物質です。

水質が汚染されれば汚染されるほど、発がん物質であるトリハロメタンが発生すると言われています。

 

トリハロメタンの一種であるクロロホルムとブロモジクロロメタンは世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)により、「グループ2B:発がん性の恐れがある」とされています。

 

また、アトピー性皮膚炎や喘息の悪化、集中力の低下、疲労感、イライラなどの症状を引き起こしたり、トリハロメタンの含まれる水道水を毎日飲むことによって 流産率が15%もアップする可能性があるそうです。

 

鉛製の給水管

 

日本では1980年代後半まで、鉛製の給水管が使用されていました。

この鉛製の給水管が法定耐用年数40年を経過し、鉛の成分が水に溶け出ている恐れがあります。

 

厚生労働省は、血中鉛濃度が高まった際の毒性について、以下のようにまとめています。

 

急性毒性(致死的な影響)

血液毒性(ヘモグロビン合成の減少)

知能/行動学的影響(IQの低下や問題行動の出現)

神経毒性(運動機能障害や認知機能等への影響)

腎毒性(腎疾患リスク)

生殖発生毒性(早産や胎児の生育への影響)

発がん性

 

※厚生労働省のこちらのサイトをご覧になってください。⇒資料12 鉛の毒性に関する知見について

鉛の発がん性については、国際がん研究機関(IARC)においても、ヒトにおいて発がんの可能性のある物質(グループ2B)に分類されています。

 

それでは、鉛製の給水管は日本各地にどのくらい残存しているのでしょうか?

 

厚生労働省健康局水道課が実施した平成19年の水道事業者向けのアンケート調査によると、鉛製給水管について「残存あり」と応えた水道事業者は、1,508中612(全体の40%)にのぼり、残存給水件数は5,211,352 件と言われています。

 

PFAS

最近、全国の河川や地下水など114地点でPFASが指針値(50ナノグラム)を超えていると言われています。

 

 

 

上の分布図は、2023年8月3日、週刊現代の記事に掲載されたものですが、1年経過した2024年8月6日現在はPFASの量はさらに増えているようです。

参考サイト⇒週刊現代 【日本全国《PFAS》汚染マップ】体内にずっと残留する、ヤバすぎる「永遠の化学物質・有機フッ素化合物」はどこにあるのか

 

PFASはパーフルオロアルキル化合物で、永遠の化学物質と呼ばれ、自然界で分解されることが無く人体や環境に残り続けてしまうモノだと言われています。 

 

このPFASの汚染源はが米軍基地、PFASそのものを製造していた工場周辺と言われていましたが、製造過程でPFASを使っていた半導体や自動車部品などの工場、泡消火剤を使っていた空港や自衛隊基地なども汚染源の可能性があると言われています。

 

また、テフロン加工のフライパンのコーティング、カッパなどの布製品の撥水加工にもPFASが使用されています。

さらに、トイレットペーパーにも微量にPFASが含まれていると言われています。

 

テフロン加工のフライパンの洗浄、トイレットペーパーを流すことでも、日本の河川をPFASで汚している可能性があると思います。

 

PFASは、世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)は2023年12月に下から2番目の「可能性がある」から最も高い「ヒトに対して発がん性がある」へと評価を引き上げています。

 

まとめ

日本の水道水は、塩素によるトリハロメタン、鉛の給水管、PFASなどで汚染されています。

 

水道水を安全に飲むには、安価なものでもよいので浄水器の設置をすることをお勧めします。

 

ただ、浄水器では完全に鉛やPFASを除去できない場合もあるので、運動などで汗をかく、便通の改善などを通してデトックスを行っていく必要があります。

 

ご自分ではデトックスが難しい場合は、Harmoniaではデトックスのお手伝いをしているので、ご興味がありましたらご連絡くださいませ。