日々の心の整え方 日々のカラダの整え方 ブログ

2023-11-23日々の心の整え方 日々のカラダの整え方 ブログ

森林がココロとカラダを癒す。注目の森林セラピーと森林の中でヨガを体験しました。

森林浴の体験

森の力を、生活習慣病予防やメンタルヘルスのために活用しようという「森林セラピー」が注目されています。

今まで「なんとなく効果がありそう」と感じていた森林浴の効果が科学的に解明されてきています。森林浴の効果を実体験するために、森林の中で散歩(森林セラピー)とヨガを体験してきました。

 

先週の土曜日から、わたしの旦那さんがコ口ナにかかり、5日間、仕事や家事をしながら、旦那さんの面倒を診ていたため、心身ともに疲れていました。
持病のリウマチが悪化しました。

森林セラピーでは、木の幹、葉っぱを触ったり、葉っぱの香りを嗅いだりなど、五感を意識しながら森林の中をゆっくり歩きました。

また、時おり、木に抱きついたり、木の幹におでこを当てたりなどもしました。

 

森林セラピーと外でのヨガの体験で、心身の疲れがなくなり、痛みも軽減された感じがしました。また、眼を閉じると、すぐに瞑想状態に入ることができました。
わたし自身、森林セラピーの効果を実体験することができました。

 

実際の森林セラピーの健康増進及び疾病予防効果について解説していきます。

森林浴の効果

1. 森林浴は抗癌免疫機能を増強し、がんの予防効果がある。
2. 森林浴はストレスとストレスホルモンを低下させ、ストレス管理に活用できる。
3. 森林浴は交感神経の活性を抑制し、副交感神経の活性を高揚し、自律神経のバランスを整え、リラックス効果を示す。
4. 森林浴は睡眠を改善する。
5. 森林浴はうつ症状を改善し、血中セロトニン濃度を上昇させ、うつ病の予防効果がある。
6. 森林浴は血中アディポネクチ濃度を上昇させる。
7. 森林浴は血圧と心拍数を低下させ、高血圧症 と心臓病の予防効果がある。
8. 森林浴はリハビリテーション医学にも応用できる。
9. 都市公園での森林浴も健康増進効果が認められる。
10. 森林浴は高血圧症、糖尿病、心臓病、うつ病などの生活習慣病の予防効果がある。
11. 森林浴はメンタルストレス低減と免疫機能増強を介してコロナ感染症の予防効果を示す。
12. 森林の嗅覚成分、フィトンチッドは森林浴の健康増進効果において重要な役割を果たす。

 

千葉大学環境健康フィールド科学センターが行った実験による森林浴の効果を説明します。

森林の中での15分間の歩行でストレスホルモンが減少

            
木と人の関係-サイエンスの視点から-第 8 回「森林セラピーの効果」千葉大学環境健康フィールド科学センターより抜粋

上の図は、森林の中と都市部での15分間の歩行した際のストレス状態、リラックス状態を示しています。  

ストレス時に高まる代表的なストレスホルモンであるコルチゾール濃度は、都市部歩行に比べて、 15.8%低下し、ストレス状態が軽減しています(図 左)。

リラックス時に高まる副交感神経活動は、森林部15分間の歩行によって、都市部歩行に比べ、102%亢進し、リラックス状態が顕著に高まっています(図  中央)。

ストレス時に高まる交感神経活動は、森林部15分間の歩行によって、都市部歩行に比べ、19.4% の低下を示し、ストレス状態が抑制されることが分かりました(図  右)。

 

つまり、森林の中の15分間の歩行は、ストレスホルモン濃度を低下させ、リラックス時に高まる副交感神経活動を亢進させ、ストレス時に高まる交感神経活動を低下させることが明らかとなりました。

 

森林の中での15分間の座観時のストレスホルモンが減少

木と人の関係-サイエンスの視点から-第 8 回「森林セラピーの効果」千葉大学環境健康フィールド科学センターより抜粋

上の図は、森林の中と都市部の中での15分間の座観時のストレス状態とリラックス状態を示しています。  

森林の中で15分間の座観は、都市部での座観に比べ、唾液中コルチゾール濃度は、13.4%低下し、ス トレス状態が軽減しています(図  左)。

森林の中で15分間 の座観は、都市部での座観に比べ、56.1%亢進し、リラックス状態が高まることが分かりました(図 中央)。

森林の中で15分間の座観は、都市部での座観に比べ、18.0% 低下し、ストレス状態が抑制されていました(図 右)

 

森林浴での血圧の変化

上の図は、元々、血圧の高い中高年 9 名に参加して頂き、前日との比較を行った実験結果です。

 

前日の収縮期血圧は 140.1mmHg、拡張期血圧は84.4mmHgと高い状態 だったのですが、それぞれ123.9mmHg、拡張期血圧は76.6mmHgとなったようです。

生きていくために必要なココロとカラダの健康。

森林セラピーは、人間本来の五感(見る、聴く、触る、嗅ぐ)を呼び覚まし、ココロとカラダの健康を維持・増進を促していくと実感しました。

森林セラピーの効果を知ったので、近くの森林がある公園を散歩してみようと思います。